債務整理に踏み切るには

債務整理について考える

現在の日本には、借金で悩んでいる方々が200万〜300万人いるとされています。この数字を聞いて、あなたはどう思われるでしょうか。

そして実は借金問題を抱える方の中のほとんどの方は自殺や夜逃げを選び、法律家に相談して借金を整理する方はほんの一握りだそうです。 どんなに借金が巨額でも法律で整理できないものはありません。そこで今回は債務整理についてまとめたいと思います。

債務整理をしている人はどれぐらいいるのか

まず債務整理というのは借金の額を減らして、重い金利負担から解放されるという手続きです。 債務整理の中で一番件数が多いのは、弁護士、あるいは司法書士に依頼して、裁判所に通さず、それぞれの債権者と交渉を行うという任意整理という方法です。

任意整理は個別の法律事務所が処理を行っているため、全体のデータが存在しません。そのかわり、裁判所で手続きが行われる自己破産と個人再生は司法統計で件数をチェックすることができます。 平成24年のデータになりますが、自己破産件数は年間92552件、個人再生が年間9096件でした。

自己破産件数は年々減少しているようで、これは平成18年12月に貸金業法が改正され、多重債務者が減少していることが原因とされています。 それでも毎年10万人近くの方々が自己破産以外に借金を返済する方法をなくしているわけです。そう考えると日本の恐ろしい一面を見たような気になりますね。

債務整理をするとどれぐらいお金が戻ってくる?どれだけ借金が減る?

初めに自己破産の手段を選ぶよりまずは専門家に相談してみるのが一番です。 たとえば法律事務所を通して過払金返還請求をすると、どれだけのお金が返ってくるのでしょうか。 過払金というのはグレーゾーン金利とも言い、消費者金融、クレジット会社、大手デパートカードなどの貸金業者が、利息制限法の上限を超えて取り続けていた利息のことです。

こうしたキャッシングの利用者は1400万人以上、日本の労働者のうちの5人に1人と言われています。 キャッシングをすると私たちは貸金業者に利息を払わなければいけません。

しかしこの利息、利息制限法という日本の昔からの法律で「総額10万円~100万円未満のキャッシングについては、18%以上の利息は絶対に取ってはいけない」と決められています。

18%でもかなり多く感じられますが、多くの業者がこの法律を破ってきました。過払金は想像以上に私たちの身の回りにあふれていているものなのです。 貸金業者はこの利息制限法で規定された18%の利息よりも多い29.2%の利息を取っていることが多いです。過払金返還請求では今までに払いすぎた29.2%から法律で規定された限度の18%を引いた、11.2%分をを返してもらうことが多いです。

長期で払い続けてきた方の中には100万円以上取り戻す方もいます。 このように理不尽な借金に悩まされている方は想像以上に多くいらっしゃいます。一人で悩まず、まずは法律事務所に相談してみてはいかがでしょうか。